鎌倉観光で絶対にハズせない人気スポットといえば「鶴岡八幡宮」ですが、そこにむかうまでの道「若宮大路」や「段葛」も見所があたくさんあるスポットとして有名です。
若宮大路の鳥居の数や、段葛に隠された遠近法の秘密などをご紹介いたします。
「若宮大路」「段葛」とは?違いは?読み方は?
・若宮大路
読み方:わかみやおおじ
→由比ヶ浜海岸の目のまえの「滑川(なめりがわ)交差点」~鶴岡八幡宮までの参道
・段葛
読み方:だんかずら
→二の鳥居~鶴岡八幡宮までの道のりで車道の中央にある一段高い歩行者専用の道
※二の鳥居と段葛(段葛の入口)
由比ヶ浜海岸の目のまえにある「滑川交差点」から「鶴岡八幡宮」に続くまっすぐの1本道があります。それを「若宮大路」と呼びます。
若宮大路には3つの鳥居があります。遠い場所から順番に「一の鳥居」「二の鳥居」「三の鳥居」と呼ばれています。
このなかの「二の鳥居」~「三の鳥居」(鶴岡八幡宮入口)までの道には車道と車道の中央に一段高くなっている歩行者専用の道があります。
その歩道を「段葛」と呼んでいます。段葛の距離は457m。
これが「若宮大路」と「段葛」の違いです。ちなみに、段葛は遠近法によってつくられています。そのマメ知識をご紹介いたします。
段葛に施された「遠近法」の理由とは?
段葛は二の鳥居の入口は道幅が広く、三の鳥居まえの交差点にある出口の道幅が極端に狭くなっています(入口:4.5m → 出口:2.7m)。
遠近法によって鶴岡八幡宮が遠く見えるように工夫されているからです。
※三の鳥居(鶴岡八幡宮)
これは鎌倉幕府が防衛目的で施した工夫だといわれています。
若宮大路「一の鳥居」はどこにあるの?
鎌倉駅から鶴岡八幡宮に徒歩でむかう場合、「一の鳥居」を通ることはありません。一の鳥居はもっとずっと海寄りの場所にあるからです。
具体的には、鎌倉駅から段葛とは反対方向に歩いて10分~15分程度の距離。やはり道路のまんなかにあります。
※一の鳥居
この画像のように、陸の孤島のようにぽつんと立っています。ほかの鳥居の色が赤(朱色)なのに対し、一の鳥居だけは白い色をしています。
これが鶴岡八幡宮の一の鳥居です。鳥居のなかにはいることはできますが、交通量が多いうえ、そこにわたるための信号がないため注意してください。
以上が鎌倉の鶴岡八幡宮の鳥居の数と豆知識です。
一の鳥居は鎌倉駅からは少々遠いですが、もし由比ヶ浜海岸にいくことがあれば、道の途中にある場所なので見てみてはいかがでしょうか?